しかく のこと
「簿記の資格をとって、事務職に転職したいんです。」
「手に職をつけて、安定した生活がしたいんです。」
と言っていたのは、同僚(20代女性)でして。
それを聞いて、どこから話したらいいのか凄く迷ったわけですが、、、電車の中で、隣の商業女子達の口から出る「ぼき」と言う言葉に、耳をダンボにし、若干鼻の穴を膨らませていたタツゴロウ青年の話から始めなくても良いのは分かりました。ちなみに「ぼき」ですが、膨らませていたのは鼻の穴だけです、あしからず。
タツゴロウ(私)は、以前より資格が無力化される時代がくると考えていて、最近そのスピードがさらに加速してきているなぁ、と感じていましたので、その同僚の言葉にはっと息を飲みました。
資格をとって、安定って。。
タツゴロウ(私)は学びを否定する者ではありません。
「学ぶこと・学び続けること」そのプロセスと、それをしっかり使って、世の中や人の役にたつことに意味があると考えています。でも今は資格を取得すること自体に意味をもたせ、またそれを組織に入ることだけに使い、組織に属したら学びは終了。そんな風に考えられてる方が多いように思います。もっと言えば、そんなことも考えていないのかも知れません。
いずれにしても、現代日本においては、資格取得は学びの終了を意味しているように感じます。
先の同僚の話を聞きながら、社会の流れや学びの意味を理解されていない方にとって、「資格」は、未来や自分の可能性を見えなくする「死角」になってしまっているのかもな、と思いましたね。
資格が無力化の向こう側、「害」になってしまうのも遠い未来のことではないのかも知れません。
さわりだけ話してみましたが、決意は固いようでしたね。
そういう決意や決断だけは早いのも、現代風味なのかと味わってみましたね。
ちゃんの仕事は しかく ぞな。
タツゴロウ(私)でした。