タツゴロウ日記

「タツゴロウ」は、大好きなサトゴロウさんがつけてくれたお気に入りのニックネームです。最近は聞くこと、感じることがテーマですが、ぽちぽち発信もしてみようかと。

お祝いすること

先程、久しぶりにあるご家族にお会いしたタツゴロウ(私)です。

 

初めて会った時、

中学生だった男の子は、専門学校を卒業し、昨年から働いているそうで。

小学生だった妹さんは、先日中学校を卒業したとのこと。

 

7年前の事が思い出されます。

 

・・・

 

あれから一週間ほどが経った頃、行政から避難者受入要請があり、どんな形で、どの位の皆さんの受入が可能なのかを、予約状況や今後の売上への影響、資金繰りなどを毎晩寝ずに考えていたような気がします。

 

さまざまな協議の結果、8組のご家族を約4ヶ月間、受け入れることになりました。

 

その一組のご家族が、娘さんの中学校卒業のお祝いとして、久しぶりに来られたのです。

久しぶりの会った娘さんから、タツゴロウ(私)は「いつも怖い顔してるおじさん」だったとカミングアウトされたわけですが、よほど余裕がなかったのでしょうね。

避難者ご家族と行政との取次ぎ担当、キャッシュがどんどん減っていく恐怖、金融機関へのリスケ交渉、スッタフのモチベーションの維持、販売促進などなど、それはそれは恐ろしい顔をしていたことでしょう(笑)

今思えば、故郷を追われてきた子供達に、もっと優しく接してあげられたら良かったなぁとか、、、なんか当時のことを色々考えちゃいましたね。

 

 

明日は、3月11日。

7年前、東日本大震災が起った日。

 

「19,630名の方が亡くなられた大震災」と言う1つの出来事として語られることが多くなってきていますが、個人的には、大切な方を亡くされた事件が、19,630件あったと受け止めていたりします。

7年前、受入にあたって、行政からいただいたそれぞれのご家族の境遇が記された資料。そこにはテレビや新聞、インターネットなどで大きく括られ語られていたそれとは性質の違う、1つ1つの事件の詳細が書かれていました。

 

 

今日は、そんな境遇の中、頑張って生きてきた女の子の中学校卒業のお祝い。

「いつも怖い顔してるおじさん」も少しだけ偉くなったから、指揮権発動して、満面の笑みで、盛大にお祝いさせてもらおうかなと思ったわけで。

 

 

卒業おめでとう。

お母さんもお疲れさまでした。