感謝すること
さて、今日は何の日でしょ~か?
そう言われて、勘の鋭い方は、ピンと来たのではないかと思います。
そうですね。正解は、タツゴロウ(私)の3つ上の兄、ヒロゴロウの誕生日ですね。
さかのぼること、40余年前の今日。
それはもう、盆と正月とイースターと仏成道の日が一緒にきたような、しかも金曜日だったんでないかと思うくらいの喜びようだったと思うんです、タツゴロウ家。
なんせお家存続の危機に瀕していたタツゴロウ家に、待望の男の子が誕生したわけですから。もう、それはそれは凄まじい歓喜に包まれたことは容易に想像できます。
タツゴロウ(私)の父、チチゴロウは、8人兄弟の7番目の四男(かすおじ)です。
祖父のソフゴロウ、45の時の子供。
上の3人の兄は、皆勉強ができ東京の大学へ進学。チチゴロウは、そんな兄達と常に比較されながら育ち、勉強が嫌いになったとのこと。勉強もしたくないし、早く家から出たかったそうで、中学卒業に合わせて「金の卵」として上京。
しかし、家から脱出してから約10年後、ソフゴロウによって実家に連れ戻されます。
理由は跡取りになる為。
当時ソフゴ
ロウは70歳。当時の平均寿命に達したのを機にしたのかしないのかは不明ですが、長年の懸案事項だった跡取り問題の解決を図ったもよう。勉強が出来て大学まで出た兄達を連れ戻すのは可哀そうだとして、白羽の矢が立ったのがチチゴロウ。
チチゴロウは、それにすぐ応じ実家に帰ったそうです。後にソボゴロウが「チチゴロウは、本当に優しいし、誰よりも思いやりがある。ソフゴロウのこと、兄達のこと、家のこと、みんなのことを考えて、何も言わないで帰ってきてくれたんだ。」って、話してくれたのを思い出します。
そして、その2年後、ハハゴロウと結婚し、翌年ヒロゴロウの誕生となります。
その3年後に、タツゴロウ(私)が生まれ、「跡取り」と「じゃない方」の圧倒的な壁に傷を負い、それ以来仮面を被って生きてきた訳ですが、昨年、ハハゴロウと話をすることも出来、それをサトゴロウさんに聞いてもらえたり。これからは、リズ・ブルボーさんの本を読んで、さらに自分を知ってみようと思ったりしています。
何にしても、今ここにある身体と魂。
感謝以外のナニモノでもありません。
先祖が受け継いできてくれたもの、「家」が教えてくれたこと。
本当に感謝です。
兄でいてくれたこと、父で、母で、祖父で、祖母でいてくれたこと。
いてくれること。
本当にありがたいことです。
ヒロゴロウさんの誕生日に、なんだかきゅんとしたタツゴロウ(私)でした。
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さて、今日の記事で「ゴロウ」は何回出てきたでしょうか?