香ること
クライアントさんのところに伺うのに少し時間があったので、車を路肩に停めて、ぷらっとしてみました。ブラゴロウです。
降りた場所は、あと一月ちょっとすると桜がアーチのように満開になる場所。
この前、サトゴロウさんにあっちに連れて行ってもらった時に「何をしにきたのか?」と言う問いに、パッときたピンクのイメージ。眼前を、というより身体全体を覆いつくす桜の花びらのようなイメージだったんです。
「きっと、〇〇の象徴なんだと思うよ」と、サトゴロウさんに教えてもらって、なるほどなーと納得していたのですが、今日、車で何気なくそこを通り抜けようとした時に、ふっと「とうせんぼ」された感じで、先の場所に降りたわけです。最初はその先にある大型トラックなども停められる広い駐車場のあるコンビニでトイレを借りて、本でも読んで時間を潰そうと思っていたのですが、いざなわれるように路肩に車を停めた感覚です。
降りるとそこは、桜並木がある自衛隊演習場の近く。
肌寒さこそありますが、ほんのりと香る春の匂い。
ただ、花も咲いていなければ、路肩はまだ数十センチも積もった雪の山。
もしかしたら、まだそれは春の香りではなく、春を待ちわびるタツゴロウ(私)が抽象空間で作った感情なのかもしれません。はたまた、視覚では感じることの出来ない息吹、地球の呼吸なのかな、なんて思ってみたり。
どっちなのかは分かりませんが、あっちで感じたイメージが鮮明になるような、不思議な体験。
あの感覚をいつでもアクセスして感じれるようになったら、凄く楽しいんだろうなぁって思ったブラゴロウでした。