タツゴロウ日記

「タツゴロウ」は、大好きなサトゴロウさんがつけてくれたお気に入りのニックネームです。最近は聞くこと、感じることがテーマですが、ぽちぽち発信もしてみようかと。

失うこと

今日は満月かしら、、、凄く月が綺麗ですね。

タツゴロウ(私)です。

 

 

近年は何かにつけて、AI、AI、って人口知能の話が多いですよね。

AIは、ヒトの脳に変わってビッグデータなど不特定多数の方の経験などを蓄積して、思考の最適化を行うことで、失敗することの無い正確な判断が可能になります。凄く便利ですし、日常生活や経済活動にも計り知れない大きな影響があることは容易に想像出来ます。

でも、なんだかソレって本当にいいことなのかなぁ?とか、一抹の寂しさや虚しさを覚えるのはタツゴロウ(私)だけでしょうか。

 

大手上場企業さんのCMでも、AIを使うことで効果的且つ効率的な融資の実現や、ビジネスマッチングも可能になるなど、AIの進歩がもたらす経済的な価値や、そのテクノロジーが実現する未来を描いています。

すごく素敵なことなんだと思うんですね、でも同時に、なんとなくですが経営に携わる者としては、そんな未来を味気なく感じ、つまらない印象さえ受けます。

 

 

便利とは、孤独。

便利とは、希薄。

 

便利さの陰で、とてつもなく大切な何かを失ってしまっているのではないかと恐怖さえ覚えたりします。

何を失うことが怖いかって、「失敗すること」を失うことが凄く怖かったりしますね。

 

 

何事も経験であり、失敗こそ人生を豊かにする糧であったりしませんか?

そもそも、地球は悲しみの星ですし、さまざまな体験を通して肉体と魂の融合体である自分自身を認識し、繰り返される転生の宿題に向き合い、悲しみの積み重ねの中からにじみ出る今生の楽しさ、生かされることの意味を味わったりするんじゃないかと考えていたりするタツゴロウ(私)にとっては、失敗しない人生なんて何の面白みもないと思ってしまいます。

 

今でこそ言えますが、失敗してナンボですよね。

たくさん失敗したからこそ出会える人がいたり、たくさん失敗し、考えるからこそ到達出来る領域もあったりするじゃないですか。

最愛の、そして、尊敬するサトゴロウさんにだって、40年弱の失敗の積み重ねがあってこそ出会えましたし、出会ってから今に至るまでだって、お互い失敗し傷つけ合い、悩み、苦しみ、もうこれまでかな、、、なんて考えたりも何度もありましたが、それでも「一緒にいたい。」「手を繋いで同じ未来へ進んでいきたい。」って思える。

それは失敗なくしては考えられません。

 

 

『あなたは、私の愛情を搾取している。』

 

いつかサトゴロウさんが、タツゴロウ(私)に言ってくれた一言です。

正直、こたえましたね。

自分と言う人間を疑いましたし、大好きな人にこんな事を言わせてしまう自分を憎みさえしました。でも、タツゴロウ(私)がドMだからなのかも知れませんが、すごく感謝している自分自身がいて、新鮮でした。

普通ここまでの事は言えませんよね(笑)

一緒にいたい、、、だからそこ相手が深く傷つくことを百も承知で本音を話してくれるわけですもんね。それでも、気づけなくて、何も変われなければ、そこまでの人ですから。逆に言えば、どんだけタツゴロウ(私)の事を信用し、信頼してくれてるんだ、、、って涙が止まらなかったですねよ。

 

 

話は戻りますが、AIが進歩することで、こんな経験さえデータ化され、仮にAIが「悲しみは無い方が良い」と言う前提でプログラミングされていたのなら、こんな貴重で、人生を豊かにする経験さえ味わう事なく、ショートカットし、最適化されて、皆がその経験を回避してしまうのかと思うと、背筋がゾッとします。

 

 

 まだ、サトゴロウさんに想いを伝える前。

(サトゴロウさんの言葉を借りれば、プレゼン前。)

メッセージで『月が綺麗だね。』なんて送ってみたことがあったりします。

その時にサトゴロウさんが何を感じたのか定かではありませんが、そんなヒトとヒトとの心の共鳴や共振、混ざりあう感情が彩るからこそ行きつける甘美な認識と現実。

 

AIにそんな大切な部分を「便利」とか「効率」とかを理由に明け渡すなんて、どうかしてると思いませんか?

AIは確かに生活を豊かにしてくれるのだと思います。

でもね、、、

しっかり考えてみることも必要なんでないのかなぁ、、、って思ってみましたよ。

 

 

 

 

今日も凄く月が綺麗だね、サトゴロウさん。

いつもありがとう。