タツゴロウ日記

「タツゴロウ」は、大好きなサトゴロウさんがつけてくれたお気に入りのニックネームです。最近は聞くこと、感じることがテーマですが、ぽちぽち発信もしてみようかと。

こないだのこと

自分のホーリーネームが思い出せません。

タツゴロウ(私)です。

 

 

先日、はるばるアメリカからお越しいただいた研究者の方と意見交換をさせていただいて、その中で「入れ墨(タトゥー)」についての意見を求められたタツゴロウ(私)ですが、外国人の旅行者が増えてきている中で温泉旅館や公衆浴場は、どういう対応をとったら良いのか困っているのだそうで、行政も明確な方針を出していないのが現状だそうです。

 

 

タツゴロウ(私)の主観でしかありませんが、日本人は入れ墨に対して伝統的に良い印象を持っていないと思います。これは「恐怖」に起因しているものではないかと思われます。「反社会的な方が入れるもの」という認識の方も少なくないように思いますし、タツゴロウ(私)自身もポジティブなイメージはありません。

しかし、海外の皆さんはファッションとして楽しんだり、信仰の証としてタトゥーを彫られたり、、、日本人のそれと全く違うことは確かだと思います。

 

そこで「それをどうするのか?」と言う議論になるわけですが、多くの場合は「どうやって断るか」と言うことについて議論されているように感じます。もちろん、そうではないこともあるかとは思いますが、一般的にはそういうスタンスでこの問題の解決を図ろうとしているように思います。

どんな風にアナウンスをしたら、お風呂に入らないでもらえるか、、、関係業界からは、「国の方針を示せ」などの声もあがっているようですが、国がこうしろと言ったら責任を押し付け先が出来ていいのかなぁ、とか思ったり、タツゴロウ(私)は正直意味がよく分からないですね。

 

 

海外の皆さんに日本の文化を感じてもらいたいと言い、どんどん宣伝もしています。また、海外の皆さんも温泉を日本文化としてとらえ、体験したい項目でも常に最上位です。

なのに、怖がらせる気も何もなくタトゥーを入れられている方達に対して排他的な考えが先行する意味が良く分からなかったりします。

何故、「どうやったら入っていただける」のかの議論が大きくならないのかに疑問を覚えます。

 

 

タツゴロウ(私)は、温泉入浴は、異文化交流の最大のチャンスなのではないかと考えています。

例えば、外国人の方に日本人はタトゥーを怖がってしまう文化なんだとしっかり伝え、逆に、日本人の方々には、外国人の皆さんにはそういう意図は全くないことも伝えれば、共に異文化への理解を深められるのではないかと思いますし、温泉提供側も伝統文化を通じて異文化への認識を深められる唯一無二の役割を担うことが出来て良いのではないかと思ったりします。

その中で、何か身につけることでそれが軽減出来る方法であったり、色々な方法を考えれば建設的でいいのにな、と素人丸出しな意見をもったりするわけです。

 

 

知りたいと思うのは、全部違うと知ることだ。

 

肌の色も、話す言葉も、信じる者も、考え方も、感情の出し方も、話し方も、食べ方も、表情も、全部違う。

「自分とは全部違う」ことが前提なのであれば、怒ったり、毛嫌いしたり、嫌な感情や排他的な行動どころか、逆にその人から学ぼうとするんだと思いますし、そうすることでもっと大好きになったり、深い絆が結ばれるんでないかとも思ったり。

 

 

インバウンドとか訪日外国人観光客だとかを、目先の売上やトレンドとして捉えていたらもったいないと思うのはタツゴロウ(私)だけでしょうか。

異文化と触れれる機会って、実はそんなに多くないですし、そこから得られる感覚や新しい自分の可能性の発見、もっと大切なことがいっぱいあるような気がした駅構内の喫茶店でした。

 

 

次は「伏すこと」について書こうかな。