奏でること
はよしろしなしな、秘密のマントラ。
タツゴロウ(私)です。
七月の上旬からまともに雨が降っておらず干上がる寸前だったタツゴロウ村に、昨日待望の雨が降りました。
それはほんの15分くらいの間、まるでスコールのような雨。
雨が降る前のあの独特な匂いというか気配というか、、、すごく好きなタツゴロウ(私)。昨日も久しぶりにその大好きな感覚を味わわせてもらいました。
すぅっと少し冷たい風が通る。それは、まるでオーケストラが始まる前の、オーボエの響きにも似た感覚。間近に迫った来るべきその時に向け、周りが音やエネルギーを合わせていく。
来るぞ来るぞ。。
高まる鼓動。
雷光一閃。
それが振り下ろされたタクトだったかのように、一斉に激しい雨が降り注がれます。今までの聞こえていた音がまるで無かったかのような、雨音だけの世界。
、、、すべてが洗い流されるような感覚を感じながら、雨音に耳を傾けると、雨音も色々なことに気づきます。
アスファルトを叩く音、地面に溜まった水溜りに落ちる音、川を流れる音や、植物にあたる音、よく聞くと一つ一つ違うんですね。まるで本当のオーケストラのようです。
次第に雨の勢いは弱くなってきましたが、タツゴロウ(私)の鼓動は高まる一方なわけです。何故かと言えば、雨音にかき消されたいた優しく、そして心躍るハーモニーが聞こえてきたからです。
それは正に、恵みの雨。
雨を待ち望んでいたのは、人間だけではなく、動物や植物もみんな雨を待っていたんですね。
蝉や虫たちのけたたましい鳴き声、小鳥たちも一斉に飛びまわる。
植物たちは、目一杯身体を広げて雨を受け止める。その緑の香りは濃度を増し、山は彩度を上げ鮮やかさを取り戻す。
十人十色、百人百様、千差万別、皆その喜びを各々個性を持って表現する。
欣喜雀躍、狂気乱舞。
そのエネルギーのリズム、メロディ、ハーモニー。自然の息吹、自然のオーケストラに聞き入ってしまいました。
もぉ、タマランチ会長です。
先日、ホルンを使ったエンターテイメントを楽しんできたからなのか、昨年始めてクラシックのコンサートを見てからなのか分かりませんが、自分が今までも好きだったこの感覚をこんな風に感じたり、表現できたりしてるのも何だか凄く面白いですし、嬉しかったりします。
そして自分も、この地球の、命の、オーケストラの一員のような感じもして、幸福感と安らぎを覚えたりもしたわけです。
で、何が一番嬉しいかって、こんな話を楽しそうに、羨ましそうに聞いてくれるパートナーがそばにいてくれることです。
ホルンの時も「タツゴロウさんが、他の人と少しズレたとこで、くすくすしているのを横で見るのが楽しい。」とか言ってましたしね。
てか、オーケストラもホルンも、結果、十八番の仕込みだったんだと気づいて、本当につくづくなわけですが、本当に本当に感謝の気持ちが溢れてきます。
いつもありがとう。
今度は雨も一緒に見ようねー
ライオンゲートの通過、新しい世界観。
楽しみっす。